絶景エズ村


エズ村は、コートダジュールへ観光にいらした際には外せない場所です。短い滞在でもニース、エズ、モナコは最低限訪れて頂きたいです。

la vue de Eze village

タイトルをクリックするとその内容へジャンプできます。
☆地理・名前の由来
☆鷲の巣村
☆エズの歴史
☆エズ村(旧市街地)の観光案内
☆お勧めホテル
☆お勧めレストラン
☆お土産
☆アクセス

*こちらのページは、観光ガイドの代わりとすることが目的ではなく現地ガイドの経験から便利で役に立つ情報を提供できたらという思いから作りました。

*お勧めのレストランやお店に関するコメントはステファニーの個人的な意見です。

☆地理・名前の由来

エズ村はニースとモナコの間にあって、ニースから12キロ、モナコから8キロ、海から垂直に切り立つ崖の上の海抜420mの所に位置します。

エズという名前はSaint-Laurent d’Eze湾にあるAvisio港に由来しているか、もしくはフェニキア人が岩山の上で崇めた(エジプト神話の女神)イシス女神に関係すると言い伝えられています。

☆鷲の巣村

エズ村は鷲の巣村の代表的な村といえますが、コートダジュールやプロバンス地方、イタリアなどに多数の鷲の巣村があります。鷲の巣が、卵や雛を守るために山や崖の頂上や他の動物にはアクセスできない所にある様子と村の様子が似ているため鷲の巣村と呼ばれています。

その背景としては以下の3つが挙げられます。
1. 天候:全ての鷲の巣村は南向きとなっています。南にある太陽に向かって作られた家は北と北西に背を向け、特に冬の風から身を守ることができるようになっています。

2. 防衛:山の頂上にあるので遠くから敵(造られた当時はスペインの海賊や北アフリカの異国人など)が攻撃してくるのを早くみつけることができます。住民や家畜を守るための手段だったといわれています。たいていの鷲の巣村には頂上に城塞やシャトー(城)があります。11世紀に農民が保護を求めて領主の周りに集まったためだと言われています。

3. 宗教:鷲の巣村は鉄器時代の遺跡といわれています。ケルト系イグリア族の文明で紀元前350年から600年頃に造られたのではないかと言われています。

☆エズの歴史

エズの地域に残る一番古い人々の住んだ痕跡はバスティード山にあって鉄器時代、紀元前2000年までさかのぼります。この地域にいた遊牧民のケルト系リグリア族が数多くのカステララスという乾いた石を重ねた囲いを現在のエズ村のある辺りや標高567メートルのバスティード山などの高い所に作ります。その後、古代ローマ人やガロ・ローマ人に占領されます。

ローマ帝国時代が終わるとこの辺りは外からの侵略にさらされるようになり、防御を強めることになります。エズ村を造り少し経ってから10世紀には、80年近く北アフリカのイスラム教徒であるムーア人に占拠され、プロバンス伯ギヨームが10世紀末に奪い返します。

12世紀に城が建設され、13世紀には領主であるプロバンス伯のレイモンド・ベランジェー5世に占領され、13世紀半ばから14世紀はアンジュー・プロバンス伯に属します。14世紀末にはサヴォア家に属し、城塞を修理補強し2重の扉のある要塞を作ります。15世紀初頭には”Communautas”「共同体」として自由になります。16世紀半ばにはバルバロス提督率いるオスマン艦隊とその連盟フランス艦隊に占領されます。18世紀初頭にはスペインの継承戦争の際にフランス軍によって城を破壊されます。18世紀末には一度フランス領となりますが、19世紀初頭には再びサヴォア家に戻り、19世紀半ばにフランス領となります。

第1次世界大戦の終わり頃までは、エズの人々は畑で野菜や果物を栽培したり山羊や雌羊、小規模な養蚕で生活してゆきます。

現在は、城の遺跡が熱帯植物園の上に残っていて、そこからとても美しい地中海を望む景色が見られます。

☆エズ村(旧市街地)の観光案内

l'égliseエズの見どころは、景色と町並みです。エズ村は他のコートダジュールの村々と同じように中心街には車で入ることができませんので、村の入り口にある駐車場から村までの坂道を歩くことになります。村の中はとても静かで快適です。村自体は広くないので1時間あれば廻りきれます。村の中のお店に立ち寄ったりしてゆっくりする場合にはもう少し時間がかかるでしょう。

重要:駐車場から村までの道は急な坂道になっていて、村の中にはたくさんの階段があります。べビーカーやハイヒールはお勧めしません。滑りやすいので歩きやすい靴がよいでしょう。

村は迷路みたいなつくりになっていますが、迷子になるほどではありません。村のほうに向かって登り、入り口のほうに向かって下ります。

エズは観光地として有名になり、4月から観光客で賑わっています。あまり混雑せず、暑すぎない朝か夕方に行かれることをお勧めします。道を登ったり下りたりしないといけないので暑い時間帯ですと大変です。

11月から2月の冬シーズン中は、村の中にあるお店は(夏の間は休みをまったく取らないため)閉まっていることが多いです。お店に立ち寄る時間が省かれる分、村を廻りきる時間が夏より短くなると思います。レストランは冬シーズン中は、順番にオープンしています。

ガイドブックには熱帯植物園が必ず掲載されています。入場料は6ユーロ(2012年夏時)で城の跡地のある村の頂上へ行くことができます。植物をみるよりも景色を見るために皆さん登られているのが実情だと思います。地中海を背景に屋根の上から村が望め、最高の景色が見られます。植物園は年中無休で下記の時間帯にオープンしています。

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
09:00

16:30

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17:00

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18:00

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曇っていて景色があまり見えない日には、同じ6ユーロを払うならば下の写真のシャトーエザのテラスでカフェを飲む方が快適かもしれません。シャトーエザでは夏の間はフランスではとても珍しいアイスコーヒーを飲むことができます。

la terrasse de Chateau Eza

☆お勧めホテル

村にはシャトーエザとラ・シェーヴル・ドールの2つの大きなホテルがあります。
私は個人的にはラ・シェーヴル・ドールのほうが好きです。お部屋は村の中に点在していて、まるで自分の家に帰るような印象を与えてくれます。

エズ村にはあまり住んでいる人がいませんので(エズの観光局に伺った所20人ぐらいだそうです)夜になると人影は少なくなり、エズに宿泊されるととても静かな夜を過ごすことができるようでしょう。

☆『ステファニーのお勧め』レストラン

お勧めしているのは、シャトーエザのランチメニューです。ミシュラン1つ星レストランですが値段はそれほど高くないと思います。カフェコーナーもとても快適です。

ラ・シェーヴル・ドールのレストランは思わず息を呑む景色が見える見事な庭にあって、3段階の値段に分かれた3つのレストランがあります。私は、この素晴らしい環境でクラブサンドイッチを食べるととても幸せな気分になります。

よりお手軽なレストランとしては『コレットカフェ(Colette Café)』が村の下の警察署の横にあります。ビストロ料理をだしてくれるお店です。チーズケーキがおいしいです。

☆お土産

残念ながらエズの典型的なお土産は特にないのですがフラゴナールという有名な香水の工場があります。たくさんの現地の材料を使ってエズにある工場で石鹸や化粧品が作られています。 (フラゴナールについての記事はこちら).村への坂道の途中にもお店があって、家の中で使う物や洋服などがおいてあります。

マイ コートダジュール ツアーズは、『絶景エズ村とモナコ公国半日ツアー』を毎日運行しています。

ミニバスの特徴を生かして4時間でまわります。短時間で、しかし決して急ぐこと無くエズとモナコ両方に行かれたい方におすすめの、当社一番人気のツアーです。詳細はこちら

☆アクセス

バス:エズ村ヘ公共交通機関を使って行く場合には、バスをお勧めします。ニースからですとトラムに乗ってVauban駅にVaubanバスターミナルがあります。朝7時から19時ぐらいまで1時間に1本程度出ているようです。トラムで1度使ったチケットをそのままバスでも使用できます(乗換1回可能)。所要時間は30〜40分程度ですが、交通状況によって時刻表どおりでないことがあります。
モナコからもバスが通っていますが、本数が限られていて日曜祝日は運行しないためご注意ください。こちらも1.50ユーロで行くことができます。 (最新の時刻表はこのページの下のリンクからご確認ください)

・ニースからバス
『Nice Vauban』バスターミナルから
82番Plateau de la Justice行きか112番Beausoleil行きのバスに乗り、『Eze Village』下車 所要時間30分程度
時刻表(2013年夏時点)

06:30 07:00
*
08:00 09:00
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10:00 11:00
*
12:00 13:30 14:00
*
15:00 16:10
*
17:10 18:30
*
19:10

*112番のバス

エズ村(Eze village)発 ニースVaubanバスターミナル行き

07:12 08:15
*
09:02 10:10
*
10:47 12:10
*
12:47 14:17 15:25
*
15:52 17:30
*
18:07 19:07 19:40
*
19:57

*112番のバス
時刻表どおりにバスが運行されないこともありますのでお時間に余裕を持ってお出掛けください。

・モナコからバス
モナコ・モンテカルロSNCF駅バス停『Pont Ste-Devote』から 112番Nice Vauban行きバスに乗り『Eze Village』下車 所要時間15分程度

電車:エズ村の最寄りの電車の駅は『Eze bord de mer』ですが、村までは1時間半ほどかけて「(哲学者の)ニーチェの道」と呼ばれている登り道(山道、400メートルの高さ)を登っていかないといけませんのであまりお勧めしません。この坂道を歩きながらニーチェが『ツァラトゥストラはこう語った』の何部かを構想したと言われています。下りは50分程度かかるようです。

電車の駅からバスがエズ村まで出ていますが、10時頃から18時頃まで1時間に1本程度で少ないので要注意です。タクシーは駅前にあまり止まっていないようです。

・エズSNCF『Eze bord de mer』駅バス停からバス
83番Plateau de la Justice行きのバスに乗り『Eze Village』下車 所要時間16分程度

バスの時刻表はこちら、サイト上右側にある時計のマークの下にあるTimetablesにバスの番号を入力すると表示されます。(82番の時刻表には112番のEze Villageまでの時刻表も含めて表示されているようです。)
*時刻表どおりにバスが運行されないこともありますのでお時間に余裕を持ってお出掛けください。

電車の時刻表はこちら
*電車の駅から村までは徒歩では1時間半程度かかります。

:車で行く場合には村の入り口に駐車場があります。夏の間はいつも満車ですので、もう少し離れた場所にも駐車場があって、そこから村まではシャトルバスのサービスがあります。

☆リンク

旧エズ観光局サイト日本語はこちら
新エズ観光局サイト 英語はこちら