ニースから行けるイタリアの小さな美しい村ドルチェアクア


イタリアのドルチェアクアという美しい村をご紹介したいと思います。フランスではありませんがニースから行き易く、私たちのニース発のツアーにも入っています(ニース発、一日で3国巡り)。

scorcio-dolceacqua

 

☆地理・人口

ニースから約1時間の内陸にある、海抜51メートル、人口2100名程度のイタリアの小さな村です。

こちらで村を上空から撮影したビデオをご覧になれます。

☆歴史

ドルチェアクアという名前の一般的な意味 は”甘い水”ですが、この名前は古代ローマにDulcius 氏に属する農場があったことが起源だと言われています。後に Dusàigaそして Dulcisacquaとなります。他の説では、ケルト人の村Dussagaが起源だと言われています。後にDulsàgaとなり、Dolceacquaとなります。

この地域で最古の人々が住んでいた痕跡は、鉄器時代のカステララスという乾いた石を重ねた囲いです。考古学的にも、紀元前5世紀から4世紀のローマ時代に、Intemeliが村々や牧草地、畑を守るために防衛の地として使っていた痕跡が見つけられています。1151年なるとドルチェアクアの名前が記録されます。それは、その頃の12世紀に渓谷が狭まる最初の地点と分岐地点を見下ろすことができる岩の頂上にお城の最初の部分をヴァンティミリア伯が建設しているためです。Meloriaの戦いでピサを破ったジェノバの船長であるオベルト・ドーリア氏が1270年に城を購入し、後継者が何年かかけて増築していきます。その後のドルチェアクアの歴史は、アンドレア・ドーリア提督の母であるカラコサ・ドーリアなどのドーリア家の歴史と同一といえます。ドーリア家は、サヴォイア家の保護下に入り、1652年にドルチェアクア侯爵となります。

城のふもと岩の周りに同心円を描いてに村が広がっていきます。ドルチェアクアの村はネルヴィア渓谷のネルヴィア渓流に沿っていて、ネルヴィアNervia川の水は噴水や村の畑のために使われます。村の一番古い部分はドーリア城に見下ろされたテラTerraという地区で、Rebuffao山のふもとにあります。村がどんどん広がっていきテラ地区にスペースがなくなると、今度は家を上に高くしていきます。7階まである家もあり、現在でも中世の雰囲気が残っています。一番新しい地区は、ボルゴBorgoという所で川を挟んで反対側の岸にあります。15世紀の中頃にこのボルゴBorgoが造られ、この二つの地区をつなぐために33メートルに渡る単一のアーチ型の石でできた太鼓橋が造られます。この橋は1884年にクロード・モネによって描かれ、作品はパリにあるマルモッタン美術館に展示されています。

城は何度か改築され、ルネッサンスの時期には、とても大きな要塞化した住居となります。1744年7月、オーストリア継承戦争の時期にはフランスとスペイン軍の大砲の攻撃を受け一部が壊されてしまいます。ドーリア侯爵は、教会の近くにある16世紀に建てられた宮殿に移動します。そして1887年の地震によって城は壊れてしまいます。現在この城はドルチェアクア市が所有していて夏のイベントに使われています。現在改修中ですが、文化的な活動に使われる予定です。

☆観光案内

クロード・モネによって描かれた橋と廃墟となったお城、旧市街地が見所です。この村で特に印象的なのが、旧市街地です。私はコートダジュールやプロバンスの小さな村をいくつも見てきましたが、この旧市街地は特別だと思います。路地は薄暗く、アーチを使って建てられていて、丸天井の地下室には小さなブティックがあって、たくさん人々がこの旧市街地に住んでいます。まるで過去に遡ったような印象があって、独特の雰囲気です。また、道や建物など全て石でできているので夏でも涼しいです。旅行ガイドブックにはほとんど村の情報が載っていないので夏でも旅行者はあまりみられません。

テラ地区の足元には15世紀に建てられたSt.-Antoine le Grand教会、村の入口の墓地の横には11世紀にロマネスク様式で建てられたSt.-Georges教会がゴシック様式とバロック様式に改築されて現在も訪れることができます。St.-Bernard礼拝堂には15世紀のEmanuele Maccari de Pignaという画家の描いたフレスクが現在も保存されています。 一番古い礼拝堂としては、St.-RochとSt.-Christopheがあります。

ドーリア城の見学ができる時間帯は下記の通りです。入場料は7ユーロです。

  • 2013年1月12日-3月24日 土曜日、日曜日 10時-17時 (入場は16時30分まで)
  • 3月29日-4月7日(イースターのバカンス)毎日10時-13時(入場は12時30分まで)、14時-18時(入場は17時30分まで)
  • 4月13日-5月26日 土曜日、日曜日 10時-13時(入場は12時30分まで)、14時-18時(入場は17時30分まで)
  • 6月1日-9月15日 毎日 10時-13時(入場は12時30分まで)、15時30分-18時30分(入場は18時まで)

☆イベント

ドルチェアクアでは、8月16日に伝統的な地元のお菓子michetta祭りを現在も行っています。このお菓子はブリオッシュのようなもので、村の路地で繰り広げられる音楽祭の際に若い男の子たちが若い女の子たちから好意の印としてもらうという特徴があります。また、クリスマスの時期には、大きなたき火をする習慣があります。

☆お土産

この地域は農業が盛んで、オリーブオイルやワインを生産しています。Rosseseというドルチェアクアのワインはよく知られていて、まろやかで香り高く、甘口です。特別なブドウの品種で造られていて、数も限られています。またミモザやカーネーションなどの花も栽培されていて、市場で売られています。

☆レストラン

お勧めのレストランは”Casa e bottega“です。とても美味しいこの地域の家庭料理が食べられます。 お値段もお手頃です。ピザはIl borgoで出来立てが食べられます。
A Viassaでは近代的でシックなイタリア料理が食べられます。

その他レストランの情報はこちら

☆アクセス

ニースから電車でイタリアのヴェンティミリアVentimigliaまで行き、バスで20分程度です(ヴェンティミリアから約7キロ)。バス停はヴェンティミリア駅を出て広場を抜け、道を50メートルほど下り、左に曲がってすぐにあります。道路上に黄色い線でバスが止まる箇所やBUSと書かれています。

電車の時刻表はこちら

バスの時刻表(2013年9月16日〜2014年6月15日)はこちらの9ページ、LINEA 7をご覧下さい。

6月16日以降は本数が増えます。こちらの下の方にある表をご参考にして下さい。

☆ リンク

ドルチェアクア観光案内所(英語)