Antibes 豪華ヨットとピカソ美術館で有名なアンティーブ

日本人の方にとってアンティーブといえば、やっぱりピカソ美術館を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?でも実は、この街にはそれ以外にもたくさんの魅力が詰まっていて、個人的にすごくお気に入りの場所なんです。そんなアンティーブの魅力をお伝えします。

観光地アンティーブの誕生

長い歴史を経て、1860年にニース伯領がフランス領となった後、アンティーブは大きく変貌を遂げます。街を囲んでいた陸側の城壁は取り払われ、海側の城壁やカレ砦といった歴史的な建造物は今も残され、往時を偲ばせています。

そして、この頃からアンティーブは観光地として発展していきます。特に、1882年にジュアン・レ・パンに海水浴場が作られてからは、コートダジュールの観光ブームに乗って、ピカソやマレーネ・ディートリッヒ、ケネディ一家など、世界の著名人が訪れるようになりました。

ジュアン・レ・パンの黄金期とアメリカ人

第一次世界大戦後、ジュアン・レ・パンの魅力はさらに高まります。それまでの南仏では夏の暑い時期は避暑客が少なかったのですが、自由なバカンスを楽しむアメリカ人のおかげで、真夏でも海水浴を楽しむ人々が増えました。

アメリカの鉄道王の相続人であるフランク・ジェイ・グールドは、この地に海岸で初めてのおしゃれなリゾート地を作り上げました。彼が古びたカジノを買い取り、コートダジュールで最も美しく活気あるカジノへと変貌させたことで、スコット・フィッツジェラルドやチャーリー・チャップリンといった文化人が集まるようになります。

かの有名な小説「グレート・ギャツビー」の作者であるフランシス・スコット・フィッツジェラルドも、アンティーブ岬とジュアンに滞在し、「夜はやさし」などの名作を執筆しました。1927年には、コートダジュール初の超高級ホテルがオープンし、ジュアン・レ・パンはヨーロッパでも有数のファッショナブルなリゾート地としての地位を確立していったのです。

 
 

 

 

アンティーブ観光のヒント

アンティーブへは電車でのアクセスがとても便利です。駅を降りれば、すぐに旧市街やその周辺を徒歩で散策できますよ。もしレンタカーがあれば、行動範囲がぐっと広がり、絵のように美しいアンティーブ岬まで足を延ばして、素晴らしい海の景色を満喫できます。

旧市街のおすすめスポット

アンティーブ旧市街は、ぶらぶら歩くだけでも楽しい場所。可愛らしいお店が軒を連ね、散策好きにはたまりません。特におすすめの見どころはこちらです。

  • ピカソ美術館: ピカソの作品数は多くないものの、彼が実際に絵を描いていたアトリエの空間を体験できるのは貴重な機会です。天才芸術家がどんな場所で創作していたのか、その雰囲気を肌で感じてみてください。

  • プロヴァンス市場: 地元の新鮮な食材やお土産が並び、活気あふれる市場です。南仏の日常を垣間見ることができます。

  • ペイネ美術館: フランスの国民的画家、レイモン・ペイネの作品を展示しています。可愛らしい「ペイネの恋人たち」のイラストは、きっとあなたの心を和ませてくれるでしょう。

 

アンティーブ岬と周辺ビーチ

アンティーブ岬(カップ・アンティーブ)も、訪れる価値のある素晴らしい場所です。旧市街から車ですぐに行けて、岬周辺を徒歩で散策するのは本当に気持ちがいいですよ。のんびり過ごしたい方は、プライベートビーチで一日ゆったりするのもおすすめです。

岬にあるラ・ガループ灯台からは、息をのむほど美しい景色が広がっています。そして、地元の人たちに人気なのは、砂浜が広がるラ・サリスビーチです。太陽の下でリラックスしたり、泳いだりするのにぴったりですよ。

 

アンチーブ岬などでごゆっくり過ごされたい場合は弊社の貸切チャーターでご案内いたします。

アンティーブへのアクセス

アンティーブへは電車(TER)での移動が便利です。

  • ニースから: カンヌ方面行きのTERで約20分

  • カンヌから: ニース方面行きのTERで約10分

また、ニース空港からはリムジンバスが運行しています。

  • ニース空港から: ターミナル1または2のバス乗り場から、250番のEXPRESSバスをご利用ください。

リンク

アンチーブ・ジュアンレパン観光案内所サイト英語