ビオットについて
カンヌとニースの間、海から少し内陸に入った丘の上にあるビオットは、気泡が入った吹きガラスで知られる美しい「鷲の巣村」です。フランスの巨匠、画家フェルナン・レジェが晩年を過ごした場所としても有名です。
地理・人口
人口は約9,000人。ニース空港からは車で約30分と、アクセスしやすい場所に位置しています。
ビオットの歴史
ビオットは、中世に要塞として築かれた「鷲の巣村」で、その歴史は古代ローマ時代にさかのぼります。村の領土はテンプル騎士団に所有されるなど、独特な歴史をたどってきました。
16世紀以降は、陶器造りが村の主要産業として発展し、特に「ジャール」と呼ばれる大きな陶器瓶の生産で知られていました。しかし、この伝統産業も19世紀には徐々に衰退していきます。
20世紀に入り、ビオットは新たな転換期を迎えます。豊かな自然と穏やかな雰囲気に魅了された多くの芸術家が移り住み、芸術の町として再生しました。特に1956年にこの地で誕生した、気泡が閉じ込められた独特な*吹きガラス(バブルガラス)*は、今やビオットの代名詞となっています。
フランスの巨匠、フェルナン・レジェもこの村に魅せられ、晩年を過ごしました。現在は彼の作品を集めたフェルナン・レジェ美術館が村のシンボルとなっています。
ビオットは、古くからの歴史と伝統を守りつつ、新たな芸術や文化が共存するユニークな魅力を放ち続けています。また、ヨーロッパ最大級のハイテク産業都市、ソフィア・アンティポリスに隣接していることから、伝統と革新が融合する街としても注目されています。
観光情報
中世の雰囲気が残るビオットの旧市街は、ゆっくりと散策するのがおすすめです。アトリエが並ぶサン・セバスティアン通りや、趣のあるアルカド広場は、ぜひ訪れたいスポットです。
国立フェルナン・レジェ美術館
この美術館は、ビオットを代表する観光スポットです。晩年をこの地で過ごしたフランスの巨匠、フェルナン・レジェの作品を専門に展示する、世界で唯一の美術館として知られています。住所:Chemin du Val de Pôme
・ビオットガラス工場 (La Verrerie de Biot)
工場にはミュージアムが併設されており、ビオットのガラス工芸の歴史や、繊細な製造過程を見学することができます。住所:Chemin des Combes(中心街から800メートル、徒歩10分程度)
グルメとショッピング
ビオットの旧市街地には、中世の雰囲気が残る魅力的なレストランやショップが並んでいます。村のふもとにあるミシュラン一つ星レストラン「レ・テライエ(Les Terrailliers)」は、16世紀の陶芸工房を改装した建物で、歴史を感じながら食事を楽しめます。
ガラス製品をはじめとする工芸品やアート作品は、村の中心を通るサン・セバスティアン通りなどで見つけることができます。
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