スミレで有名なトゥレット・シュル・ルー 1


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温暖なコートダジュールでは春から秋まで香り高い花があちらこちらで咲き乱れます。その代表格にはバラ、ジャスミン、ミモザ、ラベンダーがあり、観賞用にとどまらず香水の原料としても活躍しています。
香水の都グラースについての記事はこちら

あまり観光客には知られていないものの、スミレの栽培も盛んtoulette_01です。11月から3月にかけて花が咲き、町の花屋ではスミレの小さなブーケが手に入ります。スミレのブーケには、「秘めた愛」という意味合いがあります。民家の庭でも咲いているのが見られますが、一番確実なのはトゥレット・シュル・ルー村に行くことでしょう。地元では、スミレといえばトゥレット・シュル・ルー、という位スミレで有名な村なのです。
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コートダジュールとスミレの歴史は古代ローマにさかのぼります。古くからブーケとして観賞用に売られたり、その薬用効果から、塗り薬やお茶として使われてきました。お茶として服用すると頭痛に効果があると言われています。トゥレット・シュル・ルーでは1880からスミレの栽培が主要産業となりました。スミレの多くがグラースに運ばれ、そこでエッセンシャルオイルの原料となりました。しかしスミレの栽培は非常に困難で、収穫は手作業であるため、近年めっきり生産量が減ってしまい、現在では6農家のみがスミレの栽培を続けています。

glace violetteブーケや香水の他に、スミレの花びらはお菓子の原料としてよく使われます。フロリアン(Florian)というお菓子工場は有名で、ここではスミレやバラの砂糖漬けが作られています。収穫された花はすぐに工場に運ばれ、その日のうちにキャンディーが作られます。

花びらはこのように主に食用として使われ、香水に使われることはありません。香水の精油として使われるのは茎のみです。茎は「緑っぽい」香りを出すのに使われ、実際「スミレ」らしい香りを出すのにはアイリスの根が使われます。

トゥレット・シュル・ルーでは、スミレ関連のお土産が沢山見つかります。スミレの砂糖漬けはもちろんのこと、スミレのアイス、スミレのジャム、スミレの蜂蜜、スミレのお茶など。フロリアンではさらにスミレのパスタから、ヌガ、カリソン、チョコなどが売られています。

毎年2月の終わりに有名なスミレ祭りが開かれます。
村の中は、エズ村のような急な坂はないですし、もっと小さいので、歩きやすいです。しかし、石畳なので滑りやすいので、ヒールでの散策はお勧めしません。

村の中にあるブティックの多くは、地元の人々のアトリエです。オリーブの木、陶器、機織り、革製品、ろうそくなど、とても可愛らしいお店が並んでいます。猫もよく見かけるので、私ステファニーののお気に入りの村です。

マイコートダジュールツアーズでは、スミレ祭り当日の日帰りツアーを開催しています。
またコートダジュールの小さな村々巡りツアーでは、公共交通機関ではアクセスの難しいトゥレット・シュル・ルーへご案内しています。
ご希望があればフロリアン(Florian)にお連れできますので事前にお申し出ください。食用のスミレ商品は、現地の者にとってもまだ珍しく、「洗練されたシックな」お土産として人気があります。

⭐︎リンク

トゥレット・シュル・ルーの村のサイト

スミレ祭りのサイト

⭐︎アクセス

ニースからは400番のバスで一度ヴァンス(Vence)まで行き、ヴァンスから511番グラース行きのバスで10分程度Tourrettes-sur-Loup下車

乗り換えがスムーズにいっても2時間はかかります。