Cannes カンヌ映画祭で有名な高級リゾート地カンヌ

毎年5月に行われるカンヌ国際映画祭で有名なカンヌの町をご紹介します。

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☆地理・人口
☆歴史
☆イベント(カンヌ国際映画祭)
☆観光案内
☆ホテル
☆レストラン
☆アクセス
☆周辺(レランス諸島)
☆リンク

*こちらのページは、観光ガイドの代わりとすることが目的ではなく現地ガイドの経験から便利で役に立つ情報を提供できたらという思いから作りました。
*お勧め情報はステファニーの個人的な意見です。

☆地理・人口

南仏の観光拠点ニースから電車で30分ほどの場所に位置するカンヌ。地中海に面したこの美しい街は、何といっても毎年5月に開催されるカンヌ映画祭の舞台として世界的に有名です。普段の人口は約7万人ですが、映画祭の期間中は3倍以上の人々が集まり、街全体が華やかな雰囲気に包まれます。映画祭以外にも、カンヌでは一年を通して数多くの国際的なイベントや見本市が開催されています。そのため、イベント期間中は街が非常に賑わい、人気のレストランなどは予約が取りにくくなることもあります。

☆歴史

映画祭の華やかなイメージが強いカンヌですが、その歴史は非常に古く、現在の旧市街ル・シュケがある丘には、紀元前から人々が暮らしていました。地中海を見渡せるこの場所は、古くから重要な拠点でした。

特にカンヌ沖に浮かぶレランス諸島は、古代ローマ時代から航海の要衝であり、4世紀には修道院が建てられました。その修道士たちがカンヌのル・シュケにも拠点を築き、町の防衛を担うことになります。ル・シュケのシンボルである鐘楼や城壁は、この時代にイスラム教徒のサラセン人からの攻撃に備えて築かれたもので、ル・シュケの歴史はレランス諸島の修道院と密接に関わっているのです。

ちなみに、このレランス諸島の中でも、サント・マルグリット島にある要塞は、小説や映画で有名な**『鉄仮面の男』**が幽閉されていた場所としても知られています。

19世紀には、エルバ島を脱出したナポレオンがカンヌに上陸し、一夜を過ごしたというエピソードも残っています。その後、カンヌは温暖な気候が注目され、ヨーロッパの貴族や富裕層が訪れる保養地として発展。現在の華やかなリゾート地へと姿を変えていきました。

カンヌがリゾート地になったきっかけ
カンヌが国際的なリゾート地として注目されるようになったのは、19世紀半ばのことです。

きっかけは、コレラ流行を避けてこの地に立ち寄ったイギリスの貴族、ブルーハム卿 (Lord Brougham)でした。冬でも温暖な気候を気に入った彼はここに別荘を建て、これを機に多くのヨーロッパの貴族や富裕層が冬の保養地としてカンヌを訪れるようになります。この頃、詩人のステファン・リエジャールがこの美しい海岸を『コート・ダジュール(紺碧海岸)』と名付けたと言われています。

港や鉄道が整備されるにつれて、カンヌは小さな漁村から華やかなリゾートの町へと変貌を遂げました。

二つの世界大戦を経て、カンヌは夏の海水浴場としても人気を集めるようになります。そして、1946年に第1回カンヌ国際映画祭が開催され、現在の国際的なイベント都市としての地位を確立したのです。

カンヌ映画祭

カンヌ映画祭は、1930年代後半に当時のヴェネチア映画祭が政治的な影響を強く受けていたことに反発し、公正な映画祭を開催しようという動きから生まれました。太陽と海に恵まれたカンヌは、その開催地として選ばれ、1946年に第1回が開催されました。当初は観光や社交イベントとしての側面が強かったものの、すぐに世界中の映画関係者にとって欠かせない重要な祭典へと発展。今では世界で最も注目される映画祭の一つとなりました。毎年5月に約2週間開催されます。

毎年カンヌ国際映画祭と同時期に香水の都グラースで国際バラ展示会(Expo Rose)が開催されます。一日で両方訪れることも可能です。グラースについてはこちらの記事をご覧下さい。

☆マイコートダジュールツアーズでは、カンヌとアンチーブツアーをご提供しています。

公共交通機関の乗り継ぎで1日かかるところを半日でまわることのできるお得なツアーです。

カンヌ映画祭をはじめとする各種国際イベントにご参加されるお客様をサポートするため、ニース空港送迎やカンヌ発着の貸切チャーターサービス(日本語ドライバー)なども行っております。

☆カンヌの観光スポット
カンヌは一年中お店が営業していて、いつ訪れても活気のある街です。映画祭の舞台として知られるパレ・デ・フェスティバルを起点に、海沿いのクロワゼット大通りには高級ブティックが立ち並び、華やかなリゾート気分を満喫できます。会場前の広場には、映画祭に参加したスターたちの手形があるので、ぜひ日本の黒澤明監督の手形を探してみてください。

絶景が広がる旧市街地「ル・シュケ」
カンヌの旧市街地ル・シュケは、丘の上に広がる絶景スポットです。丘の頂上にあるノートルダム教会やカストル博物館からの眺めは格別。ふもとのサンタントワンヌ通りは、カンヌで最も古い道の一つで、現在は地元の料理が楽しめるレストラン街として賑わっています。

賑わう市場とショッピングストリート
ル・シュケのふもとにあるフォルヴィル市場 (Marché de Forville)では、毎朝新鮮な食材が手に入り、地元の人々で賑わいます。また、アンティーブ通りはクロワゼット通りと平行して走るショッピングストリート。様々なお店が並び、華やかな雰囲気の中で買い物を楽しめます。

少し足を延ばして
カンヌの近隣には、バスでアクセスできる魅力的な町があります。画家ボナールの作品を展示するボナール美術館がある隣町ル・カネ (le Cannet)や、美しい海岸沿いにあるマンドリュー・ラ・ナープル (Mandelieu la Napoule)も、カンヌからの観光におすすめです。

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写真 2-1
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海沿いの街マンドリュー・ラナープルの素敵なナープル城もカンヌからバスでアクセスしやすく、観光にお勧めです。マンドリュー・ラナープルの記事をよむ

☆レストラン

映画祭会場の近くにあるプロバンス料理のレストランとしてはLa Potinière、フランス料理のスタンダードな物も食べられるLE CAVEAU 30はお勧めです。
CAVEAU 30
45 Rue Félix Faure 06400 Cannes
04 93 39 06 33

映画祭の会場からは少し離れますが、地元の人もよくいくお店は、La Caveがあります。少し狭く感じられるかもしれませんが、活気があって賑やかなビストロです。
La Cave
住所:9 Boulevard de la Republique, 06400 Cannes
電話:04 93 99 79 87

他にも地元で人気のフランス料理のお店は、

L’affable
住所:5 Rue la Fontaine, 06400 Cannes
電話: 04 93 68 02 09

DA BOUTTAU – AUBERGE PROVENCALE
土日もオープン
住所: 10 Rue Saint-Antoine, 06400 Cannes
電話:04 92 99 27 17

BROUETTE DE GRAND-MERE
日曜日以外はディナーのみ
住所: 9 Bis Rue d’Oran, 06400 Cannes
電話:04 93 39 12 10

Le Salon des Indépendants
ディナーのみ、日曜もオープン
住所: 11 Rue Louis Perrissol, 06400 Cannes
電話:04 93 39 97 06

Bobo Bistro
月〜土オープン
住所:21 Rue du Commandant André, 06400 Cannes
電話:04 93 99 97 33

お寿司屋さんは、

DOKEBI
月-土オープン、韓国料理 ビビンバお寿司が食べられます。
住所: 17 Rue Notre Dame, 06400 Cannes
電話:04 93 99 61 47

Bobun Thien phu Cannesアジア料理レストラン(ベトナム、中華、タイ)

La Jade

住所:24 rue Pasteur, 06400 Cannes
電話:04 93 94 33 49