イタリアとの国境近くのレモンの町マントン 1


「フランスの真珠」とも呼ばれているイタリアとの国境近くのレモンの町、マントンについてご紹介します。

menton

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☆地理・人口
☆歴史
☆気候
☆観光案内
☆イベント
☆お土産
☆レストラン
☆ホテル
☆周辺
☆アクセス

*こちらのページは、観光ガイドの代わりとすることが目的ではなく現地ガイドの経験から便利で役に立つ情報を提供できたらという思いから作りました。
*お勧め情報はステファニーの個人的な意見です。

☆地理・人口

コートダジュールの最も東にある町マントンはイタリアとフランスの国境近く、モナコとイタリアの間に位置します。マントンはアジェル山(Mont-Agel 1149 m)、ウルス山(Mont-Ours 1249 m) 、ベルソー(Berceau 1200 m)などの険しい山々に囲まれています。
人口は、だいたい3万人程度で、安定しています。傾向としては、若い人が増えてきて、労働人口が増えています。夏の間は8万人以上がマントンを訪れています。

☆歴史

マントンという名前の起源や最初に住んだ人たちのことはあまりよくわかっていません。確実に分かっていることは、11世紀の終わりにヴァンチミリア伯爵領にPodium PinumもしくはPuypinと呼ばれた要塞化した小さな都市が現在ラノンシアード修道院がある丘の頂上にあったということです。その後、より海の近く、イタリアからつながる旧ローマ街道沿いに新たな村ができます。現在の旧市街地であるお城やサン・ミッシェル教会の辺りが当時の都市の中心でした。

12世紀頃からジェノヴァのヴェントファミリーがマントンの領主となり、14世紀半ばにモナコ領主のグリマルディファミリーが領主となります。モナコ王子オノレ2世がrue Longueに宮殿を持ち、現在ジャン・コクトー美術館である城の要塞を町の防衛のために17世紀初めに建設します。
18世紀には、主に漁業や農業を生業とする住民約4000人が暮らす街となります。
19世紀半ばには、マントンはサルディニア共和国の庇護の元、モナコから離脱し自由都市であると宣言します。1860年には、フランスに帰属することを選び、モナコのシャルル3世はナポレオン3世にマントンの権利を譲り、フランスのアルプ・マリティム県に属することとなります。

1880年からマントンはイギリスやロシアの貴族や観光客の間で人気となり、高級ホテルや高級別荘が建ち並ぶようになります。避寒や避暑のためにフランス皇帝ナポレオン3世の皇后やベルギーのアルベルト1世、ロシアのアレクサンドル、イギリスのヴィクトリア女王などの王族たちやアーティストでは彫刻家ロダン、ピアニスト作曲家のリスト、作曲家シャルル・グノーなどが訪れます。
第1次世界大戦中には、ホテルや高級ホテルは病院として使われます。第2次世界大戦中には、マントンはイタリアに、その後ドイツに帰属します。1944年9月8日に解放された後、再建を続け1960年代には再びコートダジュールの観光地としての地位を築きます。

☆気候

マントンは、コートダジュールの温暖な気候で、特に亜熱帯の傾向があります。西からの風はアジェル山に遮られ、北や東北からの風からは、アルプス山脈の支脈によって守られています。冬の間も温暖で、晴れています。0度以下になることはまれで、1月の平均的な最低気温は11.3度です。マントンにある植物で代表的な物は、ヤシの木、レモンの木、バナナの木、ジャスミンなどで、温暖なことがよく分かると思います。夏の間は暑くなりますが、7月と8月の平均気温は25度で、海からのそよ風が気持よいです。年間快晴日数は、316日です。

☆観光案内

マントンは、1991年にコートダジュールで最初、フランス国内で110番目に「芸術と歴史の町」として国に認定された町です。
旧市街は、小さな道が迷路のようにColla rognaという丘から港までつながっています。1993年から旧市街は保護地区と認定され、600の建物は修復対象となり、住民をさらに受け入れより活気のある歴史的地区になる予定です。

丘の上にあった城の跡地が墓地になっていて、ロシアやイギリスの貴族たちなどが眠っています。
サン・ミッシェル教会(Eglise St-Michel)はコートダジュールに残っているバロック様式の建造物としては最も美しい物の一つといわれています。
他にもアデマール・デゥ・ランタニャック邸宅(l’hôtel Adhémar de Lantagnac)や 白色苦業会(Pénitents-Blancs)礼拝堂、黒色苦業会(Pénitents-Noirs)礼拝堂なども見学できます。

ジャン・コクトー美術館
2011年11月にオープンしたジャン・コクトー美術館で、セヴラン・ワンダーマン氏が集めた豊富なコレクションが展示されていています。
コクトー美術館(要塞美術館)
海を見下ろす17世紀の小要塞の中にある美術館で、毎年違ったテーマの展示がされています。
両方とも火曜日と1月1日、5月1日、11月1日、12月25日以外の10時-18時オープン
入場料は、(Bastion)要塞美術館と新コクトー美術館の両方で8ユーロ(2016年8月時点)
詳しくはこちら
市庁舎の結婚の間
コクトーは、1957年から58年の間にマントンの市庁舎の結婚の間の壁と天井にカラーの大壁画を作りました。
市庁舎は月曜-金曜8時30分-12時、13時30分-16時30分オープン 日本語の解説を聞くことも可能です。入場料2ユーロ

庭園
19世紀に、特にイギリス人の植物学者たちがマントンに他では見られない素晴らしい庭を造り、今日でも見学することができます。また花も栽培していて、花が咲く村に与えられる最上級の「4つの花」ラベルが授与され、2008年に金の花という最高の賞をもらっています。
1990年に歴史的建造物として認められたJardins Serre de la Madone (住所 74 route de Gorbio)や国立自然史博物館所有で700種以上の熱帯や亜熱帯の植物のコレクションがあるJardin du Val Rameh (住所 Avenue Saint-Jacques)などがよく知られています。

citron☆イベント

マントンの街の中で行われるレモン祭り(Fête du Citron®) がとても有名で、ニースのカーニバルと同時期に行われ、両方見ることができます。レモン祭りについてはこちらの記事をご覧下さい。
他にはクリスマスの時期に行われるイベントもあります。

☆お土産

マントンは温暖な気候のため柑橘類の生産で有名です。お土産には、マントンのレモンを専門としているお店Au Pays du Citronをご覧になるようお勧めしています。このお店では、地元産の柑橘類を使ったジャムやレモンを使ったリキュール「リモンチェッロ」、オリーブオイル、レモンを使ったアルコールなどを販売しています。

ジャムのお店は、
confiture Herbin
2 rue du vieux collège à menton
です。
お店のすぐ隣にある工場で無料見学もできます。もちろんお勧めは、マントンの柑橘類のジャムです。みかん、レモン、オレンジ、ゆずの他、キンカンのジャムまであります。
1974年創業で、60%は果物、40%は砂糖で保存料は含まれていません。値段も比較的お手頃だと思います。

 

マントンの近くで収穫されたオリーブで作られたオ

リーブオイルのお店L’huilerie Saint Michelもオススメです。レモンやバーベナの香りのするオリーブオイルなどがあって、たくさんの星付きレストランのシェフがここのオリーブオイルを使っています!パリにも支店が出ているんです。店内はとても綺麗で、サービスもよくて、味見もできます。

そして、おしゃれなフランスの魚の缶詰屋さんLa belle iloiseも日本の皆さんに人気です。
特にハーブとマントンのレモンが入っているサバの缶詰がオススメです。

市場(マルシェ)も素晴らしく、地元産の果物がたくさん店先に並んでいます。

☆レストラン

マントンの料理は、典型的な地中海料理です。地元産の太陽をいっぱい浴びて育った野菜や地中海の美味しい魚、地元のオリーブオイル、山のチーズ、果物、そしてもちろんマントンのレモンなどの材料を使って作られています。
マントンは、イタリアすぐ近くなので、とても美味しいイタリア料理を食べることができます。
広場のすぐ横にあるle café Siniでは、手軽においしいピザやモナコ料理のバルバジュアン(Barbqajuan)が食べられるので、軽食をご希望の方にはお勧めしています。
ミシュランガイドで2つ星レストランLe Mirazur もあります。
イタリアのヴァンチミリアの国境から50メートルにあるBaldi Rossiというイタリアン・レストランは、テラスが海の真上にあって、近代的な洗練されたイタリア料理が食べられます。

☆ホテル

nightマントンには、観光案内所によると約30のホテル、計1023部屋(4つ星ホテルは1つ、3つ星ホテルは16、2つ星ホテルは7つ、1つ星ホテルは3つと旅行者用ホテルが3つ)、ユースホステルは1つ、シャンブルドットは5つ、家具付き貸し部屋は108部屋ありま す。詳細はこちら

☆周辺

周辺には、鷲ノ巣村やアルプスの中にあるメルカントゥール国立自然公園、モナコ公国、ヴィルフランシュシュールメールなど散歩に適した道や訪れる場所がたくさんあります。

・マントンのリヴィエラの鷲ノ巣村たち

マントンの近くの沿岸地帯に5つの鷲ノ巣村が点々と並んでいます。バロック様式の教会、ロマネスク様式の礼拝堂、プロヴァンスの噴水の中世の館など歴史的な建物やアートギャラリーなどが見られます。
特にロクブリュヌ・カップ・マルタン(Roquebrune-Cap Martin)は標高225メートルにあるマルタン岬の上にある中世の鷲ノ巣村で、20世紀から王族や名士の隠れ家として有名です。他には、Sainte-Agnès (標高800m)、Gorbio (標高503m) 、Castellar (標高365m) 、Castillon (標高782m)の村々がマントンの周辺の鷲ノ巣村としてよく知られています。

☆マイコートダジュールツアーズでは、ニース発一日で4国巡りでマントンの町を訪ねるツアーをご提供しています。

一日でフランス、モナコ、イタリア・セボルがの4カ国の魅力を満喫する欲張りなツアーです。ニース発だからできる世界でも珍しい一日4国ツアーは、「自慢になる」こと間違いないでしょう。

☆アクセス

バス:

・ニース市内のSEGURANE停留所から100番マントン行きのバスに乗り1時間15分程度(1.5ユーロ)このバスは、沿岸の街 (Roquebrune Cap Martin, Cap d’Ail, Beaulieu sur mer, Villefranche sur mer) やモナコにも停まります。15分から20分ごとに出ています。
時刻表はこちら(右側にあるTimetableに100と入力し、downloadを押すとPDFで時刻表をダウンロードできます。)

・ニース空港からは、110番のマントン行きのバスが出ています。1時間30分程度です(1.5ユーロ)。時刻表はこちら

・近郊の村々を訪れる際には、バスで行くこともできます。時刻表はこちら

電車:

ニースからイタリアのヴァンチミリア行きの電車に乗りMenton Centreで下車、40分程度 ニースからは片道4.90ユーロ
時刻表はこちら
電車の駅から5分歩けば海岸に着きますし、街の中心にも徒歩で行けます。

コートダジュールの公共交通機関の情報はこちら

☆リンク

マントンの観光局のサイト

レモン祭りについての記事