フェルナン・レジェとガラス作りで有名な鷲ノ巣村ビオット


ビオットは、気泡が入っている吹きガラス作りやフェルナン・レジェが晩年を過ごしたことでよく知られている鷲ノ巣村です。

Biot-village
*こちらのページは、観光ガイドの代わりとすることが目的ではなく現地ガイドの経験から便利で役に立つ情報を提供できたらという思いから作りました。
*お勧め情報はステファニーの個人的な意見です。

☆地理・人口
ビオットは、カンヌとニースの間、海から4km、ニース空港から15分の丘の上にあります。人口は、約9千人でどんどん増えてきてきます。

☆ビオットの歴史
ビオットの周辺には先史時代から人々が住んでいた痕跡が残されています。ケルト・リグリア部族がビオット周辺を長い間占領し、ローマの後ろ盾のあるギリシャ文明のアンティポリス(アンティーブ)と争います。リグリア部族は、154年にローマに破れ、現在の旧市街に少しずつ街が築かれます。ローマは5世紀に渡りこの地を占領し、今日でも観ることができる歴史的建造物が造られます。

中世
ローマ支配終焉後から中世開始までの期間は、あまり知られていません。1209年には、ビオットの領土権を所有していたプロヴァンス伯爵は、「自分と両親の魂の救済」のために、ビオット領土権をテンプル騎士団に寄付します。当時の村はアーケード広場や教会といくつかの家で構成されています。テンプル騎士団は、ビオット村の周辺の土地を購入したり、寄付により取得し、領土を統一します。

テンプルの騎士団がいなくなった後、ビオットの領土は、エルサレム・聖ヨハネ救護騎士修道会(1530年にはマルタ騎士団となります)、とグラースの司教に委託されています。この状況は、フランス革命まで継続されます。

16世紀〜19世紀のビオット、陶器造りの発展
村はさらに大きくなり、16世紀と17世紀の間は栽培と陶器によって村人は豊かになります。 1707年と1746年には、外部から2回侵略を受け、村は部分的に破壊され、作物に大損害を受けます。 16世紀から、ジャール(Jarre)と呼ばれる大瓶造りが盛んになり、ビオットは陶器生産の重要な中心地と変化していきます。しかし、19世紀には、陶器造りや、石材の採掘や切り出し業は減っていきます。

20世紀から現在
20世紀初めには陶器業は衰退します。ビオットでは、農業、特にブドウ栽培と園芸が盛んになりますが、1960年頃には後退し、新しい活動が始まります。

pi劃es La CrBtive par Antoine Pierini ソフィアアンティポリスのビジネスパーク、ヨーロッパの最先端の技術集積都市の大部分が、ビオットの郊外に1970年に設立されます。 INRA(国立農業研究所)、INRIA(コンピュータサイエンスおよび自動の研究のための国立研究所)、CNRS(フランス国立科学研究センター)、ニース・ソフィアアンティポリス大学の研究センターがビオットに創られ、ハイテク企業と肩を並べます。同時に、芸術や工芸品が盛んになります。フェルナン・レジェ(Fernand Léger)やレイモン・ペイネ(Raymond Peynet)、他の芸術家がビオットに定住します。 1956年には、エロイ・モノー(Eloi Monod)はビオットのガラス製品と気泡が入っている吹きガラスを造ります。ビオットは、芸術の町となります。

ruel Biot village☆観光情報
旧市街では、いつくもの工芸工房が並ぶサン・セバスティアン通り(Rue Saint Sébastien)や教会に近い中世の雰囲気の残るアルカド広場(Place aux Arcades)あたりをゆっくり散策されるとよいでしょう。

国立フェルナン・レジェ美術館(Le musée National Fernand Léger)
1905年から1955年の間に創作されたフェルナン・レジェの作品が常時展示されている唯一の美術館です。フェルナン・レジェは晩年にビオットに移り住み、弟子のロラン・ブリス(Roland Brice)やクロード・ブリス(Claude Brice)と共に陶器の作品を造りました。
定休日:火曜日、12月25日、1月1日、5月1日
開館時間:5月から10月:10時-18時、11月から4月:10時-17時
入館料:常設展示5.50ユーロ、臨時展示会があると+2ユーロ程度となります。
アクセス:アンチーブから10番のバスで15分程度、SNCF国鉄のBiot駅からも10番のバスで3分程度「Fernand Léger」で降ります。
住所:Chemin du Val de Pôme

陶芸歴史博物館(Le musée d’histoire et de céramique biotoises)
16世紀〜19世紀にはビオットは陶器造りで栄えていました。その頃を様子がうかがえる博物館です。
定休日:<6月16日-9月15日>月曜日、<9月16日-6月15日>月曜日・火曜日
開館時間:<6月16日-9月15日>10時-18時、<9月16日-6月15日>14時-18時
入館料:4ユーロ(日曜日は2ユーロ)、16歳以下無料
住所:Rue Saint Sébastien(中心街にあります)

Verrerieビオットガラス工場 (La Verrerie de Biot)
ガラスのエコ美術館が中に入っていて、ビオットの吹きガラスの歴史や製造過程の秘密なども紹介しています。
定休日:1月15日-28日
開館時間:<夏>月-土9時30分-20時、日・祭日10時30分-13時30分、14時30分-19時30分
<冬>月-土9時30分-18時、日・祭日10時30分-13時30分、14時30分-18時30分
ガラスのエコ美術館入館料:3ユーロ、7-14歳:1.5ユーロ
住所:Chemin des Combes(中心街から800メートル、徒歩10分程度)

盆栽博物館(Le Bonsai Arboretum)
世界の盆栽をあつめたOKONEKファミリーのコレクションが見られます。
定休日:火曜日
開館時間: 10時-12時、14時-18時
入館料:4ユーロ
住所:Chemin du Val de Pôme

☆レストラン
村のふもとに1つ星レストランのLes Terrailliersがあります。建物は、16世紀の陶芸工房を改装したもので、歴史を感じながらおいしい料理が食べられます。

Les Terrailliers

住所11 Chemin Neuf, 06410 Biot

定休日:水曜日・木曜日、11月

村の中にあるクレープ屋さんCrêperie-Auberge du vieux villageでは、手軽に美味しいプロバンスクレープが食べられます。

 Crêperie du Vieux Village

住所:29 Rue St Sebastien, 06410 Biot

☆お土産

ガラス製品や工芸品などが村の中心に走っているサン・セバスティアン通り(Rue Saint Sébastien)に並んでいます。

6 Rue Saint Sébastienには、ビオット在住の日本人スタッフがいるインテリア・雑貨屋さんSud Lointainがあります。おしゃれなインテリアや雑貨商品、お土産にもなる現地の写真ギァラリーもあります。日本語で話せますし、美味しいレストランや楽しいところなどを紹介してくれます。是非、立ち寄ってみて下さい。

 

sud lointainsud

☆アクセス
アンチーブから10番のバスで25分程度、電車のBiot駅からも10番のバスで10分程度Biot Villageで降ります。
Envibus10番時刻表

☆マイコートダジュールツアーズでは、小さな村々巡りツアーでアクセスが難しいビオットへ効率よくご案内します。

☆リンク

ビオット観光局