モナコの象徴とも言えるモナコF1グランプリは、世界中のモータースポーツファンを熱狂させる一大イベントです。2026年からは、毎年6月の最初の週末に開催される予定です。この時期はカンヌ国際映画祭など、コートダジュール全体が最も華やぐ季節なので、ニース空港や街中でセレブリティに出会うチャンスも増えるでしょう。
モナコF1グランプリ最大の魅力は、普段は一般道路として使われている市街地がそのままサーキットとなることです。世界で2番目に小さい国であるモナコは、狭く曲がりくねった道や急勾配が多く、それがモナコGPをF1カレンダーの中でも特に挑戦的でスリリングなレースにしています。
このわずか2時間ほどのレースのために、準備は実に2ヶ月前の3月中旬から始まります。街の幹線道路には頑丈なフェンスやガードレール、観客席が次々と設置され、完璧なサーキットへと変貌を遂げます。レース終了後も撤去作業に3週間を要するため、F1の舞台裏では約3ヶ月間にもわたる地道な作業が繰り広げられているのです。
グランプリ開催中の木曜日からフリー走行が始まり、週末にかけてモナコ中心部への一般車両の立ち入りは厳しく制限されます。この期間にモナコへアクセスする主な手段は、電車またはヘリコプターのみとなります。
F1期間外であれば、モナコツアーに参加して実際のサーキットコースを車で走る体験が可能です。有名なスタート地点、名物のヘアピンカーブ、そしてトンネルなどを通ることができ、レース後の路面にはタイヤ痕が残っていて、その迫力を間近で感じられます。
F1ファンなら、レースの準備が本格化する4月頃から訪れるのもおすすめです。街のいたるところでF1の雰囲気を肌で感じられるでしょう。もちろん、F1に興味がない方にとっても、夏の訪れを感じさせるこの時期のモナコは、観光地として非常に魅力的です。
レース観戦の方法
モナコF1グランプリの観戦方法は多岐にわたりますが、非常に人気が高いため、チケットや宿泊は早めに手配する必要があります。
観覧席:
木曜日は約100ユーロから（子供は無料）。
金曜日は無料。
土曜日と日曜日は約250ユーロから500ユーロ以上となります。
観覧席チケットは数週間前から予約が可能です。
その他の観戦方法:
サーキットが見えるレストランでの食事。
港に停泊する船からの観戦。
コースに面したアパートの観覧チケット（飲食物付きの場合が多い）。
この期間、モナコのホテルは特別料金が適用され、数日間の宿泊が必須となる場合がほとんどです。ニースのホテルでさえ、F1グランプリ期間中は料金が高めに設定されることがあります。
モナコF1グランプリ 公式サイト（オンラインチケット販売）: https://acm.mc/en/formula-1-grand-prix-de-monaco/tickets/
マイコートダジュールツアーズの絶景エズ村とモナコ公国ツアーでは、F１グランプリのコースを走行します！
